4/2〜4/8の食卓について
2017年は魚料理と言えばさんまの塩焼きか、鍋くらいしか碌に作っていなかったので、2018年はもっと魚を食べたい、という目標を持っています。
魚は比較的高価で処理が面倒なものも多く、ついつい肉に逃げがちですが、もともと魚介類は好きなので何とか頑張ろう、と一念発起した結果、ここ一週間ほど魚を意識して食べていました。やってみると意外と面倒ではなかった。
そんな4月頭の食卓の様子です。
月曜日:お花見弁当、パスタ
この日は天気も良く、ちょうど桜の満開時期だったのでお弁当を持ってお花見へ出かけました。
稲荷寿司
チキンナゲット
いちご大福
稲荷寿司は五目にしようと思ったのですが、前日に椎茸を煮るのを忘れていて四目です。
塩茹でした菜花、海老、桜型の人参、菊花の甘酢漬けで四種類。
チキンナゲットは鶏胸肉をフードプロセッサーで挽いて、マヨネーズや塩など混ぜて揚げたものです。
冷めても柔らかく、衣が無い分油もまわりにくいので今回のラインナップに当選しました。おめでとうございます。
前日も仕事でバタバタだったので、このあたりで力尽きた感があり、お口直しは少し割高なカラフルミニトマトに頼りました。洗っただけ。
それでもデザートとなるとやる気ゲージも少し回復、市販の餡子と白玉粉を使い、あまおうでいちご大福をつくりました。
フォトジェニックな断面の様子。
市販の餡子が結構甘かったので余裕があれば次は餡子から自作したい。白あんでもきっとかわいい。
海老とカマンベールチーズのジェノベーゼパスタ
この日の晩御飯は帰宅して家にあるもので簡単にパスタ。
ジェノベーゼソースは市販の瓶入りのもので手抜き。ありがとうキューピー。
パスタの海老と先ほどの稲荷寿司の海老は同じ冷凍海老を使っています。
下処理済の冷凍海老、とっても便利でやめられない。
解凍した海老は、パスタをゆでるときに一緒に塩茹ですれば良いだけなので時短にもなります。
モッツアレラチーズ、と行きたいところでしたが、冷蔵庫になかったので今回はカマンベールチーズにしました。
全部ボウルで和えて、ミニトマトとバジルリーフを飾れば完成。
10分もあればできるのに、見た目が華やかになるのでパスタはすごい。
火曜日:鰯の生姜煮
旬の生鰯は、今年こそ絶対に挑んでやるぞと決めていたのですが、足が速いのでなかなか良きタイミングで出会えませんでした。
生魚を買うのが難しいタイミングで買い物に行ったときに発見し、翌日準備万端で店頭に行くとすでに加工されてしまっている、という具合でしたが、この日は何とか手に入れました。
鰯の生姜煮
アボカドの薬味ポン酢和え
トマトのマリネ
焼きなすの出汁浸し
ごはん
鰯は頭を落として内臓を抜いたものを圧力鍋で煮ただけです。
大き目サイズ(15センチほど)が7尾入っていたのでフライにするか悩んだのですが、骨まで食べられるようにしっかり煮ることにしました。
少し醤油が強かったので、次回はもう少し控えめで煮ようと思います。
焼き茄子はおいしいけれど手間がかかるので、やるぞと決めた日に多めに作ることにしています。
ヘタの部分にぐるりと包丁をいれて、皮にも縦に何本か包丁を入れておくと、焼けた後の皮むきが楽です。
なるべく真っ黒になるまでしっかり、じっくり焼くのがポイント。
水曜日:筍ごはん
この日は財布を忘れるなどバタバタした一日でした(パスケース代わりのミニ財布に小銭が入っていたのでなんとか生き延びました)。
春になって野菜の価格高騰も落ち着き、様々な食材が並ぶようになったのでウキウキしています。そんなウキウキが食卓にも表れ、冬の時期よりも品数が多く色も鮮やかです。
そんな中、この日は地味な色合いの食卓です。
筍ごはん
鶏天
里芋の唐揚げ
アボカド薬味ポン酢漬け
焼き茄子の出汁浸し
筍ごはんが食べたかったので炊きました。
生筍のあく抜きから頑張る気力がなかったので、九州産の筍の水煮で手を打ちました。
レシピは下記を参考にしています。
突然ですが、わたしは普段使いの鶏肉を買うときは2㎏のパックを買います。その方が割安なので、冷凍庫に余裕があれば積極的に2kg買いして下処理をした後、冷凍します。
今回はお花見弁当のナゲット用に胸肉をまとめて購入したので、その残りで鶏天にしました。
この鶏天、ジューシーに柔らかく食べられたのですが、天ぷら初心者の私には衣が扱い辛く、上手に揚げられなくてストレスだったので、次回からは素直に市販のてんぷら粉に頼ろうと心に決めました。無理しない。
パサパサしがちな鶏胸肉ですが、胡麻油やオリーブオイルなど油でマリネしておくとしっとり食べられます。塩麹でも良いし、酒と塩を揉みこんで片栗粉でコートしたものでも良い。
里芋の唐揚げは、煮ものとして食べようと思って作っておいた里芋を思いつきで片栗粉をまぶして揚げたものです。
濃いめの味付けで煮てあるので、下味しっかり、火の通りを気にすることもないのでハードルの低い揚げ物です。それなのにおいしい。すばらしい。絶対にまた作る。
焼き茄子の出汁浸しとアボカドの薬味ポン酢漬けは火曜日から引き続きの登壇です。
木曜日:鯛の塩焼き
小さめの鯛が2尾で580円でした。下処理済。
もうこれは買うしかない!ということでシンプルに塩焼きにしました。
鯛の塩焼き
デコポンと人参のサラダ
里芋の唐揚げ
焼き茄子のお吸い物
胡瓜の糠漬け
魚焼きグリルで両面焼いたのですが、生焼けを恐れてグイグイ行ったところ、塩の甘かったところが少しだけ焦げました…。
味は美味しかったので良しとします。
里芋の唐揚げは前日作ったものが好評だったので、この日も揚げました。(煮物として食べることなく全て唐揚げになった…。)
美味しいと思ったものは結構続けて食べるタイプです。
デコポンと人参のサラダはすっきりさっぱりして美味しい。
人参はフードプロセッサーを使ってまとめて千切りにして、薄皮を剥いたデコポンと合わせてオリーブオイル、塩胡椒、米酢で和えるだけ。
この日は人参をひたすら切りました。フードプロセッサーで大量に千切りにし、太目の人参は型抜きしてねじり梅に細工したので、冷蔵庫がオレンジ色です。
焼き茄子のお吸い物は出汁浸しの転用です。
3本入りの茄子2袋を焼き茄子にしたので、今回分はこの日で完食です。おつかれさまでした。
胡瓜の糠漬けは自分で漬けています。
昨年、漬けるだけのタイプの糠床を導入して鷹の爪や昆布を加えて育てていたのですが、夏野菜の時期が終わると同時に一旦冷凍していました。大根の時期になったらまた解凍して漬けよう、と思っていたのですが野菜の高騰に伴い解凍されることがないまま春を迎えたのでした…。
長らく冷凍庫で眠っていたのでダメになっているかもしれないな、と恐る恐る解凍したのですが、少し煎り糠で調整すると問題なく使えたのでほっとしました。今年もお世話になります。
金曜日:コロッケ
この日は仕事が休みだったので、昨日切り刻んだにんじんをせっせと加工して、大量に買ってあったじゃがいもをコロッケにするなど、兵糧を蓄えることに専念しました。
コロッケ
トマトマリネ
小松菜のお浸し
にんじんポタージュ
ごはん
私のコロッケは実家で食べていたものに準じて、味付けは基本的に塩胡椒だけ、お砂糖やみりん、お醤油は使いません。
今回は冷凍していた牛挽肉を使ったので、ナツメグを多めに効かせて、黒胡椒はたっぷりめに入れています。
細目のパン粉をまぶして、この日食べきれない分はひとつずつラップに包んで冷凍してあります。
コロッケ、美味しいけれど作るのが大変なので「まとめて作って冷凍」が賢い。
にんじんのポタージュは始末の料理です。
型抜きした人参、ねじり梅にする時に削った人参、フードプロセッサーが削り切れなかった人参、すべてまとめて圧力鍋にいれて、玉ねぎと一緒に少量の水で30分加圧。
牛乳で好みの濃さまでのばしながらブレンダーで粉砕しました。
味付けは塩だけでも充分あまい。
見た目にこだわるタイプなので頻繁にねじり梅を作成します。
そして膂力が無いので千切りはフードプロセッサー任せ。
そうなると定期的に人参の切れ端が発生します。
人参の切れ端は、同時進行で作っている料理に混ぜられそうであればみじん切りにして混ぜる(例えば鍋のねじり梅と鳥つくねが同時進行の時はつくねに混ぜる)のですが、なにもない時はいっそまとめて人参を切って、まとまった量の切れ端で人参成分の多いものに転用すると無駄がないです。
過去に試したのはポタージュにする、ミートソースにする、チャーハンに混ぜる、などです。
他にも何か良い切れ端人参消費レシピがあれば教えてください。
ちなみに、大量の人参千切りは人参しりしりに化けました。
この日は人参だらけの食卓を避けるために控えに回しています。
トマトマリネは週頭に作ったものを食べ切って、小松菜も焼き茄子と一緒に供していたものの残りをお浸し化して消費しました。
こうして冷蔵庫の中身は回って行く。
林檎のケーキも焼いた
この日は林檎のケーキも焼きました。
頂き物の林檎で、あまり甘くなかったので使い道に悩んで冷蔵庫に寝かせていたものがあったので、薄切りにしてシナモンをまぶし、ケーキに混ぜて焼きました。
林檎3個分*1です。
結構大きめですが、内容物の殆どが林檎なのでかなり軽いです。
コロッケのあとでもへっちゃら。
土曜日:カレーライス
帰宅する時間帯に向かいの家が夕飯時を迎えていることが多く、カレーライスの匂いを嗅ぎながら自宅の鍵を開ける、という経験を2018年に入ってから既に2度ほど経験しています。
その日の晩御飯の材料を持っているのに、すべて蹴ってすぐにカレーにメニュー変更したくなる暴力的な香り。罪深い。
カレーライス(withコロッケ)
ピーマンのナムル
野菜は前日にまとめて切っておいたので、この日は圧力鍋で煮るだけ。
前日から作っておけば1晩寝かせることができたのですが、スープに圧力鍋を使い、コロッケを揚げていたので余力がなく、諦めたのでした。
この日は冷凍庫にあった鶏もも肉でチキンカレーにしました。鶏も野菜もほろほろにしたかったので、炒めずにそのまま圧力鍋にイン、すぐさま加圧、の強気調理で行きました。雑とも言う。
人参しりしりは前日に作っておいたものです。にんじんを千切りにして冷たいフライパンでツナの油と絡め、油が回ってから点火して炒めます。しんなりしたらツナを加え、味付けをして卵を絡めて完成。
味付けは気分で麺つゆだったり、あごだしだったり、ほんだしだったり*2。だしっぽいものと醤油の組み合わせで大体美味しいです
人参のカロテンは油と一緒に摂ると栄養学的に良いと高校時代の家庭科で習ったので忠実に。
冷たいうちに油を絡めておくと素材が油を吸うスピードをゆるやかにできるので、おすすめ。茄子やズッキーニは特に油を吸うのでこの手法が効いてきます。
そして足りない緑色成分を補うために、ピーマン1袋を細い輪切りにして、胡麻油で和えてレンジでチンして、さらに塩昆布を加えて和えたナムルも作成されました。
胡麻油と塩昆布で和えると大体のものが簡単に美味しくなります。
私の出すナムルは、レンジでチンして胡麻油+塩昆布か、胡麻油+ダシダでなんとかなってる。
お気付きかと思いますが、カレーライスに乗っているコロッケは、冷凍した昨日のコロッケです。
兵糧として蓄えられる予定だった彼らのうち一部は早々にコロッケカレーに昇華されたのでした。
日曜日:サーモンのムニエル
刺身用のサーモンのサク取りできなかった部分を冷凍してあったので、ムニエルにすることにしました。
小麦粉をつけてバターで焼くだけでお洒落に見える優秀なメニューです。
サーモンのムニエル、タルタルソース
人参ポタージュ
ミニサラダ
十五穀米
タルタルソースはゆで卵、マヨネーズ、トマトマリネのマリネ液(刻み玉ねぎが入っていた)、クレイジーソルト、レモン汁などを適当に配合して、彩にパセリを加えています。
サーモンは慎重に焼いたのでパサつきなく仕上がって満足しました。元はお刺身用のフィレなので、骨も皮もなくて食べやすいのもよかった。
ミニサラダは「サラダ」と銘打っていますが、洗ってちぎって水切りをしたレタスとトマトだけです。
持っているうつわの容量の関係上、あまり色々と乗せることができないのが哀しい。サラダ用の手頃なうつわが今とてもほしいです。
木製のサラダボウルに憧れますが、手入れが大変なのと、汎用性が低そうなので様子見。
煮物なども入れられるサイズのボウルタイプのうつわ、探してみます。
人参しりしりは昨日から引き続きの登壇、人参ポタージュは1日空けての復帰です。
ポタージュはこの日で食べ終わり、人参しりしりはまだ作り置きした量の半分残っています。
まとめ
食卓に人参と魚の多くのぼる1週間でした。
緑色の野菜が少し少なかったので、来週はもっと積極的に摂りたいです。
里芋の唐揚げが美味しかったので、里芋の煮物を作った時のアレンジバリエーションとして覚えておきたい。
里芋だけでなく、他の野菜も煮てから唐揚げにすると美味しいかもしれません。芋類は多分間違いないし、人参やごぼう、蓮根なんかもあるいは…?
また試してみたい。
1日ずつの更新だと溜め込んでしまう気がしたので、1週間分まとめて記録につけてみたのですが、こうすると食材の流れや献立の立て方が見直せて意外と良い復習になる。
毎週できるかはまだわかりませんが、普段のごはんは余裕がある時に数日分まとめて切り取って記録する方針で行きたい。
来週は東京遠征の予定があり、週末は家を空けるので食材を余らせないように心がけて献立を組みたいです。買い過ぎに気をつけ、冷蔵庫整理に努めます。