華やかはつくれる

美容と料理が趣味のアラサーのブログ

お出汁と野菜の浅漬け

 

出汁が引きたい

簡単便利なので顆粒出汁に頼ってしまいがちでしたが、ちょっと良い和食の料理本やレシピには必ず登場する「だし汁」の表記。

顆粒出汁を溶かしても別にいいよ、と書いてあるものもあるのですが、塩分量が少し気になるし、最近は時間があるので引けるものなら出汁を引きたい。

 

…でも1回ずつ引くの結構大変だし作業中はコンロひとつ埋まるよね…

 

という葛藤のもと、まずは久世福や茅乃舎のだしパックを使ってみたのですが、使い始めると消費が早くて、毎日これでお味噌汁飲むのはちょっと買い物が追いつかない…という問題に直面。

 

おでんや煮物など、出汁に重きを置くところだけだしパック、普段の味噌汁には顆粒出汁を使うようになり、両方必要で何をやりたいのか自分でもわからなくなったため、だしパックの普段使いは断念することに。

(後からコストコで売ってる久世福のだしパック大容量版を見て、消費期限が長ければこれをまとめ買いしておく手もあったな、とちょっと思いました。)

 

HARIOの出汁ポット

そんな時に調べて見つけたのが出汁ポット。

 

ガラスの計量カップストレーナーと蓋がついている設計で、ストレーナーの部分に昆布やかつおぶし、いりこなどを投入して少し置いてからレンチン、ストレーナーカップに立て掛ける(専用のくぼみがついていてきちんとはまる)と出汁がドリップできる、という仕組み。

お水は600mlまで入るので、出汁にすると500ml強とれます。

 

色々なメーカーから出ていますが、うちはHARIOにしました。

(ざっと見ですが、メーカーごとに大きく仕様に差はなさそうでした。)

 

出汁ポットで出汁を引く

コストコで買える大容量の日高昆布を常備していて、入っている1枚を半分に切るとちょうど5センチくらいの長さになるので、切ってから保管しています。

あとはいりこと、出汁用のかつおぶしを買ってくるだけ。

 

かつおだしのときは、出汁ポットに昆布とかつおぶし、お水をいれて最低30分ほどおきます。

(料理の初めに用意したり、明日は出汁がいるな、と思ったら前夜から用意しておくことが多い。)

あとはそのままレンチン8分。

ストレーナーを立てかけて、出汁の残りをドリップして完成です。

お味噌汁の時はいりこだしも同じ要領でとっています。

 

ルーティンに組み込まれてしまえば、思いついた時に出汁ポットに準備をして暫く冷蔵庫にいれておいて、使う時にチンしても良いし、チンしてドリップ、まで終わったものを冷まして冷蔵庫にいれておいてもOKなので、めちゃくちゃ便利。

気軽に出汁をとれるちょっと良い暮らしが手に入りました。

 

出汁を料理に

最近、減塩のために食事の塩分にメリハリをつける、ということを意識したくて、風味があって塩が少なめでも満足できるおかずは減塩気味に、濃い味でパキッとさせたい料理はいつもの塩味、というように心掛けています。

昆布やカツオ、いりこでとった出汁でお味噌汁をつくると、味噌が少なめでもお上品な味になって満足できるのでお味噌汁が圧倒的に減塩になりました。

(お味噌汁の塩分は大丈夫、という説も見るのですが、とりすぎをセーブするのに越したことはないだろう、という考えのもとでうちは減塩しています。)

 

また、煮物も出汁がしっかりしていると、出汁と薄口醤油や少しの塩だけで味が決まるので、料理の色合いも黒っぽくならず美しくなる。

見た目が綺麗に仕上がるとそれだけで嬉しい気持ちになるので、これだけでも満足でした。

 

浅漬けが美味しい

料理家の大原千鶴先生がすきで、よくテレビを観るのですが(おかずのクッキング、終わってしまってかなしい…)、大原先生のレシピは出汁を効かせた京風のもので、関西風を食べ慣れている私には口に合って美味しいです。

きょうの料理のウェブに掲載されている大原先生の浅漬けのレシピは、浅漬けの素を手作りして漬けるものなのですが、この浅漬けの素が万能で大好き。

 

大原 千鶴さんの春野菜の浅漬け

 

お出汁に薄口醤油、砂糖と塩をいれて沸かして、最後にお酢を加えて冷ます、というレシピ。

大原先生は簡単にとれる水出汁を推奨されているけれども、うちでは出汁ポットでとったかつおだしで作ります。

 

最後に入るお酢が味を引き締めていてとっても好きなお味。

 

レシピではにんじん、キャベツ、きゅうり、アスパラ、かぶを漬けていますが、思いついて軽く茹でたごぼうを漬けたものがとても美味しかったです。

 

f:id:rzldzl7:20220321080833j:image

 

浅漬けのもとまで作っておけば5日ほど日持ちがするので、料理で余った野菜で作って食卓に出せば簡単に1品増えてとっても便利。

青紫蘇と硬いトマトを浅漬けのもとでマリネしたものも美味しく頂けました。

彼氏は春キャベツと人参がお気に入り。

 

というわけで、出汁ポットで食卓が豊かになったよ、というお話でした。

お気に入りの浅漬け、その時の旬の野菜で色々試して、食卓を彩り豊かにしていきたいです。

美味しい組み合わせを見つけたらまたご報告します。