おせち料理2019
おせち料理への意欲
料理が好きなので、季節ごとに色々なテーマで作りますが、おせち料理は特別。
一年の集大成みたいなところがあり、普段の料理の時から「おせち料理にいれても綺麗かも」「おせち用に準備しておこう」という感じで割と頭が働きます。
昨年、初めて1人で全て作ったのですが、準備のし忘れや地域差などがあって、全てやりたいようにはできなかったので、今年はその反省も活かして改良しました。
それでも反省点がまた出たので、備忘録代わりに残しておこうと思います。
書いているうちにめちゃくちゃ長くなって、記事を分ければよかったかな、と後悔したのですが時すでに遅しだったのでそのまま載せます。休憩を挟みつつ読んでください。
2019年のおせち料理全容
海老の旨煮
牛八幡巻
松風焼
蛸の桜煮
棒鱈煮
田作り
数の子味噌漬
モッツァレラチーズの味噌漬
いくら醤油漬
クリームチーズ入伊達巻
鯛の子昆布巻
煮染め
生麩の含め煮
花人参
里芋の鶴煮
松笠慈姑
桜百合根
源平膾
紅芯大根甘酢漬
菊花甘酢漬
黒豆煮
金柑甘露煮
栗金団
栗蒸し羊羹
全24品とお雑煮の図です。
お雑煮のかまぼこと生麩は購入しましたが、他は全て手作りしました。
食器はナチュラルキッチンとキッチンキッチンでたくさん買い込みました。盛り付け時にバランスを見ながらいろいろ組み合わせてみよう、と思っていたけれど結果的に全て使ったのでした。
おせち作りの最初に
まず、おせちを作る前にやっておくべきことは出汁をひくことです。
市販の顆粒だしでも作れますし、普段は私も利用しますが、おせちは必ずちゃんと出汁をひいて作るようにしています。
とはいえ、煮物が殆どなのでかなり大量の出汁を必要とします。その都度引くのは面倒なので、最初にまとめて用意しておくと楽です。
今回は2ℓの水のペットボトルを用意して、その水を使って出汁をひき、冷ましてから漏斗でペットボトルに戻しました。
こうすると冷蔵庫で寝かせて保存しておけるためコンロや調理台も空き、作業の邪魔になりません。
今回は年越しそばも含めて6ℓ弱使い切りました。
出汁のとりかたは好みですが、参考までに私の場合。
- 昆布を鍋に入れて水に浸しておく。
- 昆布が少し柔らかくなったら鍋に火を入れる。
- 沸騰直前に昆布を取り出し、そのまま煮立て続ける。
- 沸騰したら、あらかじめだしパックに詰めておいた鰹節、宗田節など加えて弱火で2分ほど煮だし、時間が来たらパックを取り出す。
少し雑ですが、これで問題なく美味しく食べられているので良しとしています。
いくら醤油漬
いくらも今年はシーズンに筋子から漬けて冷凍しておきました。
なんやかんやで漬けて瓶に詰めて冷凍しておきました。
一緒に写っているのは牡蠣のオイル漬です。
これは牡蠣にオイスターソースを塗って焼き、にんにくやローリエ、黒胡椒などと一緒にオイルに漬け込んでおいたもの。
そのままでも勿論、パスタにすると美味しいです。
黒豆煮
天候不良や震災の影響で今年は豆類が不作らしく、買いに行った時には新豆は売り切れでした。
新豆の方が皮が破れにくく美しく仕上がるのですが、やむを得ないので29年の豆を購入しました。おせちでそのまま食べて、もし余ってもお菓子作りに使えば良いので200gまとめて仕込みます。
黒豆は煮汁を合わせて沸かしておいたものに、前夜から浸しておきます。
- 水800㎖
- 砂糖140g
- 醤油小さじ2
- 塩ふたつまみ
翌日、圧力鍋で20分加圧して、煮汁につけたまま冷まして完成。
あまり甘過ぎるのが嫌なので、比較的あっさりめに仕上げています。
古釘などは入れていないのですが、それでも割と黒くなる。
鉄を入れて煮るともっと鮮やかになるのだろうか、と興味があるので来年は覚えていれば南部鉄のたまごなど用意して試してみたいです。
棒鱈煮
棒鱈は昨年は市販品を購入しました。
私には味付けが甘過ぎたのでいろいろなレシピを参考に今年は自分で煮ました。
少量入のものは地元ではあまり売っていないよ、との情報があったので富澤商店(おなじみ)で見つけたお手頃サイズのものを念の為早めに買っておきました。
これを1袋分、パッケージ記載の通りに水につけて戻すと重量が大体4倍弱くらいになります。
この時点ではかなり生臭いのでまずは臭み抜き。
古来からの伝統に則り、番茶で煮ました。
番茶、あまり普通のお店では見ないので手に入らなければほうじ茶でも良いと思います。
今回、12月頭に京都に出向く機会があったのでその時に手に入れておきました。
香ばしくて美味しいのでお茶としても飲んでいます。
今回は戻した棒鱈を圧力鍋にいれ、番茶をひたひたまで注いで12分加圧したのですが、最終的に棒鱈が半量くらいホロホロになったので、次はもっと下茹での加圧時間を短くした方が良さそう。
圧が抜けたら水洗いして、今度は味をつけて煮ます。
- 出汁400㎖
- 酒50㎖
- みりん50㎖
- 砂糖大さじ5
- 醤油50㎖
- 薄口醤油大さじ2
上記調味料としょうがひとかけを薄切りにして加え、圧力鍋で3分加圧しました。
思えばこの時、圧力をかけずに地道にコトコト煮含めれば良かったのですが、これでトドメを刺す形になり、半量ほど煮崩れてしまいました。後悔先に立たず。
再び圧が抜けたら、最後にフライパンに煮汁ごと移して、水分を飛ばしながら煮絡めます。
煮汁があらかた飛んだら、水飴大さじ1を加えて照りを出して完成。
ホロホロになってはしまったものの、味付け自体はちょうど良かったです。
おせち用には形の残っているものを厳選して乗せていますが、棒鱈は来年も要研究だと思いました。
金柑甘露煮
金柑はへたをとって、縦に切込みをいれます。
一度ゆでこぼした後、隙間から爪楊枝でくり抜くように種を取って、小一時間水に晒しておきました。
晒し終わった金柑たち。
あとは金柑の重量の半分の砂糖と、ひたひたの水でコトコト煮るだけ。
火にかけては消し、かけては消し、と金柑が柔らかくなるまでひたすらコトコトしました。他の作業の片手間に出来るので、半日以上かけてコトコトしていたと思います。
今回は砂糖だけでシンプルに煮ましたが、好みで洋酒や蜂蜜をいれるのもアリだと思いました。白ワインもいいかも。
来年は少しアレンジしてみたいです。
松笠慈姑
くわいは実家で食べる習慣がなかったので、初めて煮ました。
縁起物なので松笠に飾り切り。以下、今年やってみて一番やりやすかった方法です。
まず底面を切り落とし、6分割に薄く切込みをいれます。
これは切れ目を入れるというよりはガイドラインにする感じ。
そのまま、その延長線上に包丁を滑らせ、側面にもガイドラインをいれます。
写真は撮影用に深めに入れましたが、肉眼でわかる程度に薄くで大丈夫。
六方にむいたところ。
最後に六方の角の部分にひとつ飛ばしに切込みをいれていきます。
バランスをみながら仕上げて松笠慈姑の完成。
今回は黄色くしたかったので梔子と一緒に煮ました。ころんとして可愛い。
ただ、味は若干のクセが気になりました。油で揚げてから煮含める方法もあり、次はこちらも試してみたいです。
花人参
人参の飾り切りはたくさん用意しておくと便利です。
お雑煮にいれたり、おせちを並べた時のちょっとした隙間埋めにも活躍します。
私は色を綺麗に仕上げたいので、煮染めにも人参と里芋は入れずに別に仕込んで後で合わせます。
黄色い金美人参は菊花人参にしました。
菊型で抜いて彫刻刀で彫っているところ。
飾り切りが好きなのでキッチン用に彫刻刀を用意しました。
いつものねじり梅も大小作りました。
全てまとめて出汁と薄口醤油、みりんで煮てあります。
花弁百合根
今年の春に西陣魚新のお弁当を食べた時に入っていて、とても可愛かったので真似しました。
百合根の鱗片を花弁形に剥き整えて、食紅と少量の酢を水でといたものを鍋に沸かし、炒りつけて水に放します。
写真は放した直後なのでまだ赤が強いですが、ここでは余分な食紅を落とすだけなのでそのままで大丈夫。
別で水と砂糖、酢少々を沸かして作っておいたシロップに漬けこんで、数時間以上置いておくと色が抜けて断面が赤からほんのり桜色へ変化します。
正直、無くても問題ないのですが、プレートに盛るタイプのおせちなのでかわいく隙間を埋めてくれるものとして作りました。
あと、単純にやってみたかった。
今回は30日に仕上げておいたのですが、飾る時には「かなりほんのり」程度の桜色になっていたので、最初の炒りつけの時にもっと強めに色を入れておいてもよかったかも。
クリームチーズ入伊達巻
突然ですが伊達巻が苦手です。
甘い卵焼きが嫌な人なので、必然的に伊達巻も苦手。
縁起物だし、見た目はとても可愛いのでおせちにはいれたい、というせめぎあいのもと、クリームチーズを入れて巻くことにしています。
チーズがあることで、ほんのり甘い伊達巻がうんと食べやすい(当社比)。
はんぺん、たまご、さとう、みりん、醤油をフードプロセッサーで撹拌してオーブンで焼いたところ。
こんがり焼き目をつけたかったので200度です。
1センチ角に切ったクリームチーズを2列に並べ、熱いうちにまきすで巻きます。
クリームチーズが溶けるので、チーズを並べてから巻くまではなるべく手早くやるのがポイント。
また、クリームチーズはあらかじめ切ってから直前まで冷蔵庫で冷やしておくと良いです。
まきすを立てて冷まして、冷えたら切ります。
本当は鬼巻きすがあると格好良く仕上がるのですが、年に一度のことなので普通のすだれで巻いています。
蛸の桜煮
ANOVAを使って作りました。
コンセントさえあれば作れるので、コンロが空いて便利です。
今回の味付けが美味しかったので覚書
- 出汁300㎖
- 酒大さじ3
- 薄口醤油大さじ2
- みりん小さじ2
ANOVAの設定は80度で4時間です。
蛸のプリプリした歯応えは残りつつ、噛み切りやすい硬さでした。もっと柔らかく煮たければ、プラス1時間でも良いかも。
ただ、あまり煮すぎると表面が煮崩れて見た目が悪くなるので、おせちには少し硬めに仕上げる方がおすすめです。
生麩含め煮
お正月用の可愛い形の生麩です。
店頭で売切れていたら困るので、送料はかかりますが通販で注文しました。
冷凍しておけるので、早めに頼んでおくと良いです。
そのままだと無味なのと、気軽に使いにくいので、出汁と薄口醤油、みりんで薄味で煮ておきました。
こうしておくと、そのまま添え物にできます。
お雑煮にも添えるととても可愛いです。
源平膾
去年、上手に出来なかったのでリベンジです。
ごぼうと人参を細切りにしてから甘酢漬けにし、水引きの要領で結びます。
昨年は時間のない中おせちの盛り付けの時に結んだので、かなり妥協してしまいました。反省。
水引きのそれぞれの結び方の持つ意味を調べたら、淡路結びが相応しそうだったので、発狂しそうになりながら必死に結びました。
コツとしては、人参とごぼうは出来る限り細く長くとること、人参は皮に近い側から使うことです。
酢漬けにする時点ではそこまで細くしなくてもいいですが、火を通してから結ぶ直前になるべく細く切り整えます。
淡路結びの結び方はインターネットでたくさん出てくるのでそちらを参考にしました。便利な時代です。
牛八幡巻
人参と合わせて市松にしても良かったのですが、花人参を大量に用意しているので、ここはごぼうだけにしました。
ごぼうは皮を剥いて15センチほどの長さに切ったものを作りたい本数用意します。
なるべく、径が一定の部分を選んで使うようにすると見た目が綺麗です。
まるごと1本では煮えにくいのでそれぞれ縦四等分にしてから下記調味料で煮ます。
- 出汁400㎖
- 酒大さじ2
- みりん大さじ1と1/2
- 醤油大さじ1と1/2
まず、出汁と酒だけで10分ほど煮てからアクをとり、そのあと残りの調味料を加えて20分ほど煮含めます。
私は味見用に少し多めに煮て、柔らかくなったかどうか確認しました。
煮汁につけたまま冷ましたものを、もとのごぼうの形になるように4本ずつ組んで牛肉で巻き、醤油、みりん、砂糖、酒で甘辛く炒めたら完成。
冷めてから切ると断面が美しく仕上がります。
今回はすき焼き用の大きめの薄切り肉をごぼう1本につき1枚使ったのですが、もう1枚巻くともっと厚みが出て断面のバランスが良くなると思うので、来年はお肉増量で行きたいです。
鯛の子昆布巻
これはおそらく今年限り。
そもそも、昆布を煮たものがあまり好きではないのですが、縁起物だしな、ということで作りましたが、やっぱりあんまり好きじゃなかった。
昆布で鯛の子を巻く作業が大変で、タコ糸でなんとか体裁を整えて煮ました。
煮てしまえば形は決まるので、冷めて落ち着いてから別で煮た干瓢で結び替えています。結構な労力。
見た目は華やかで可愛いのですが、前述の通りもともとあまり好きなものでは無いので、労力と美味しさが圧倒的に釣り合わず、微妙な気持ちになりました。
来年は別メニューを検討します。
おせち作りは楽しい
今年は12/27に買い出しに出かけ、日持ちのするものから作業を始めました。
間に実家に帰ったり、パンを焼いてみたりお菓子を作ってみたりしていたので、おせち作りだけに集中して作業を行ったのは延べ3日くらいだと思います。
ただ、作業に時間がかかったというよりは、コンロで煮ている作業が長くてキッチンから離れられなかった印象です。
コンロの使い方のスケジュールをもっと細かく組めば、もっと余裕が出たのかもしれません。
ハレの日の料理をつくる、という作業は個人的にとても好きで、あれこれ飾り切りをしたり装飾を施したりできるので、わくわくします。
今年は見た目を重視してメニューを選抜しましたが、来年は味の面も更に改良していきたいです。
おせちを自作すると、好みの味付けで好きなものだけ作れるのが強みだと思います。
毎年同じだと芸がないかな、と思ってしまう性分なので、これからも年々レシピを改良しながら楽しみたいです。
クリスマス2018
イベントにかこつけて美味しいものを食べる機会を逃しません。
若干、その先のおせち作りに気が取られてはいましたが、今年も気合を入れなおしてクリスマスのディナーを作りました。
12/24のディナー
牛フィレ肉のステーキ
スパニッシュオムレツ
じゃがいものポタージュ
パンドミ
スパニッシュオムレツ
オーブンの混雑を見越して事前に作り置きしました。
中身は半端に残っていたウインナー、ブロックベーコン、じゃがいも、たまねぎ、ズッキーニです。
パルミジャーノ・レッジャーノを削って卵に混ぜ込んでいます。
表面にあんまり甘くなかったミニトマトと輪切りズッキーニを散らしてから焼くことでクリスマスっぽくなりました。
じゃがいものポタージュ
クックパッドのレシピを参考にしています。
じゃがいも、たまねぎ、生クリーム、水、塩胡椒のシンプルなポタージュを作り、一部をほうれん草で色付けしてツリーの模様を描きました。
絵心がないのでツリーが残念な仕上がり。
パンも焼いた
少し焼き目が付きすぎた感は否めませんが、久しぶりの割に大成功でした。
作業の様子です。
実家で使っていなかったペストリーボードを譲り受けたので、作業がかなりしやすい。
ペストリーボードの下には滑り止めマットを忘れずに敷きましょう。
オートリーズの様子。
オートリーズ後。
いろいろ頑張って二次発酵が終わったところです。
今回は小さめの型に2斤作りました。
焼き上がり。
あともう少し焼成時間を短くしてもよかったかもしれない。
焼き上がりを食事の時間に合わせるためにかなりシビアなスケジュールで作業しましたが、無事に焼きたてを食べることが出来たのでした。
断面。もちもち。
冬場は温度管理が楽なので初心者でも失敗しにくいです。
久しぶりの自家製パンが美味しすぎてすぐ食べ切ってしまったのでした。
一から作るモンブラン
クリスマスケーキは神戸にいた頃は買っていたのですが、今のところに越してきてからは近くに口に合うケーキ屋さんが無く、作れる時は作ることにしています。
今年はモンブランを一から作ることに決め、栗の季節から着々と準備を進めていました。
写真は珈琲味ですが、今回はプレーンを使いました。1瓶に大体10粒入っていて、今回は2瓶で4個のモンブランになりました。
パートシュクレを作っているところ。
今回は土台をアーモンドタルトにしました。
パートシュクレを寝かせている間にマロンクリーム作り。
渋皮煮12個と生クリーム50cc、牛乳50ccで攪拌。
ここでラム酒をいれると風味が良くなりますが、今回はお裾分けする予定なので相手の好みに合わせて入れていません。
裏漉ししたところ。
モンブラン口金をつけた絞り袋に詰めて、冷蔵庫で保管しておきます。
アーモンドタルトの様子。
小さいタルトレット型がなくて、中くらいのタルトレット2つにするか、マフィン用の金型にするか悩んだ結果、マフィン用の型で深めの土台にしました。
焼けててっぺんをはねたところ。
この時点で少し土台が高すぎたのでは、と反省しています。
今回は中にも渋皮煮をひとつ入れたかったので、安定をよくするためにタルトの真ん中をスプーンですこしくり抜いてからマロンクリームを敷いて、渋皮煮を乗せました。
ドーム状になるように生クリームで渋皮煮を覆って、さらに上からマロンクリームを絞り、飾りの渋皮煮を乗せて完成です。
仕上げに粉砂糖をかけました。
アイシングクッキーを添えたところ、事故が起こりツリーの木の部分が折れたのでそっと添えています。
味は大変美味しかったのですが、やはりタルトが高いことで食べにくい問題が生じました。
次は忘れずに小さいタルトレットを用意します。
12/25のディナー
イブが本番みたいなところがあったので、この日はボーナスステージ的な感じです。
簡単に出来るローストチキンとパエリアにしました。
ローストチキンは骨のない普通のもも肉、前日に醤油やはちみつ、赤ワインなどに漬け込んで置いたものを時間を見計らってオーブンに入れました。
ちなみに、この時にお正月の筑前煮用のもも肉も下味をつけて冷凍しました。
パエリアも今回はカレー風味、フライパンで簡単に炊いたので、作業は1時間以内。
簡単な割に色合いも華やかでクリスマスの雰囲気があって良かったです。
今年はパン作りにも手を出したのが大きかった。
やり始めるとめちゃくちゃ楽しいのでパン作りは沼だと思いました。
ちなみにこの数日後におせち作りの合間を縫ってクロワッサンを焼いていますが、それはまた改めてレシピと共にまとめます。
おまけ
先日、錦市場に出向いた時に漬物屋の店先に大量の残骸が。
千枚漬けが出回り始めると年の瀬を感じます。
シュトレン2018
シュトレンへの憧れ
クリスマスシーズンになるとシュトレンが焼きたくなります。
自分で何でもやってみたいタイプの人間なので、去年も思い立ってはいたのですが、直前にいざ!となったところで、ドライフルーツをあらかじめラム酒に漬け込む必要があると判明し、諦めて市販品を購入したのでした。
今年は忘れず11月のうちにラム酒を用意し、ドライフルーツを漬け込みました。
真っ暗でよくわかりませんが、ドライいちじくとレーズン、シナモンスティックが浸かっています。
イチジクは食べやすいサイズに切って、レーズンと一緒に保存瓶にいれ、シナモンスティックを差し込んでからひたひたにラム酒を注ぎました。余った漬け込みラム酒はケーキに使ったり、ホットミルクに入れたりしようと思います。
その他の材料の一部です。
自分用の備忘録のためにざっくり撮影と記録。
胡桃は神戸に帰った時に、輸入食品店で安くなっていたので購入しました。
オレンジピールとレモンピールは富澤商店で。あらかじめ刻んで洋酒漬けになっているものが手頃なサイズで売っていたので購入。
イーストはおなじみ赤サフにしました。
砂糖を結構入れるから金サフ?と思って悩んだので両方購入したのですが、中種の発酵段階では砂糖をほとんど入れないので、赤サフで行くことにしました。
また金サフでも実験してみたいです。
強力粉は春よ恋。
スパイスは自信がないので今回はラム酒に一緒に漬けたシナモンスティックだけでお茶を濁そうかと思っていたのですが、定期的な富澤商店のパトロールで発見。
ペストリースパイスミックス!
梅田の大丸の富澤商店で買いました。
これなら失敗も無かろう、と迷わず投入しました。
0.5%から2%の配合推奨だったので、間をとって1%で行くことに。
本場のシュトレンの大まかな基準として、小麦粉に対してバターが30%以上、フルーツ、ナッツ類が60%以上というのが大体の定説らしく、今回はその基準に則ってレシピを決めました。
バターは練り込み分が90gで30%ぴったりですが、ここに生地へ塗る分もプラスになるので30%超えてくるだろう、という算段です。
材料
中種
- 強力粉/100g
- 赤サフ/6g
- 牛乳/100g
本生地
- 強力粉/200g
- ペストリースパイスミックス/3g
- グラニュー糖/55g
- 塩/5g
- 卵黄/15g
- 牛乳/20g
- 無塩バター(室温)/90g
ナッツとフルーツ
仕上げ
- 溶かしバター
- グラニュー糖
- 粉砂糖(泣かない)
作り方
- 中種を混ぜてオーブンの発酵モードで1時間、その間にバターを室温に戻しておく
- 発酵終了15分前から本生地の仕込み作業開始。バターに砂糖と塩を分けて加えながら泡立て器で混ぜる
- 卵黄と牛乳を加えてさらに混ぜる
- 強力粉とペストリースパイスミックスを合わせて置いたものを加え、ゴムベラで混ぜる
- 中種も加えて混ぜる(ここから手ごね作業)
- 漬け込んでおいたフルーツをラム酒と合わせて160g加える
- オレンジピール、レモンピール、ナッツ類も加えて混ぜる
- 2分割し、それぞれ丸く伸ばして端を折り返し、片側を被せるように成形する(ドライフルーツが表面に出ないように整える)
- 天板にのせてオーブンの発酵モードで40分
- 180度に余熱したオーブンで45分焼成(30分経過で表面にアルミホイルをかぶせる)
- 焼きたてのうちに溶かしバターを塗り、グラニュー糖をまぶす
- 泣かない粉砂糖で仕上げて、ラップにくるんで完成。
シュトレン1号の断面ショー。
シフォンケーキと戦っている時に買ったケーキドームに入れて、毎日少しずつスライスしながら食べています。
徐々に味が変化していくのが面白い。
同時に焼いた2号は実家に持って行きました。
今年は初回から数日空けてもう1回、と2回作りました。
初回は仕上げにバター、グラニュー糖、粉砂糖、とまぶして一晩置いてから仕上げに泣かない粉砂糖を掛けていたのですが、2回目は通常の粉砂糖は省いていきなり泣かない粉砂糖で仕上げとしました。
それでも問題なく、なんなら一回目よりも見た目が美しく仕上がったので、来年からはそうします。
アイシングクッキー
日常で食べる、気取らないクッキーやビスケットは定期的に焼いていたのですが、見た目にパラメーターを振るようなクッキーはかなり久々に作りました。
最後にアイシングしたの、たぶん小学生だと思います。
味はアイシングしないシンプルな型抜きクッキーの方が好きなのですが、季節物なのと作業がやりたかったのでアイシングしました。
クッキー生地はさくさくさせたかったので、バターとアーモンドプードルと粉砂糖で食感と風味重視。
あとで砂糖がたっぷりかかるので、甘さは少し控えめにしました。
ツリーと雪の結晶と星。
星はそのまま食べたり練習用に使ったりしました。
今回のロイヤルアイシングの配合は
粉砂糖200g
乾燥卵白大さじ1
水大さじ2と小さじ1
これに食用色素を適度にプラスしました。
クッキーに塗るし、と思って緩めると垂れて扱い辛かったので、ちょっとかたいかな、と疑うくらいでちょうど良かった。
シュトレン3号と一瞬に妹宛に箱詰め。
実家にもシュトレンはお裾分けしたけれど、クッキーはタイミングが合わず間に合いませんでした。
もっと上達したらまた持って行きます。
かぼちゃのケーキ、シュトレン4号、アイシングクッキーでクリスマスデザートプレート。
シュトレン、クリスマスまでに食べ進めるにはまだ残量が結構ある。
そしてこう見るとやはり2回目のシュトレンの方が仕上がりが圧倒的に綺麗なので、日にちの間隔を何度か同じものを作った方がはやく上達するな、と思いました。
(執拗にブログにまとめたので来年はきっとこの感覚のまま作り始められるはず。)
総評
シュトレン、うちの小さめ家庭用オーブンでは発酵と焼成が一度に2本分しかできないのですが、来年は一日で焼き切ってしまう方が良いかもしれない。
材料の計量が多いだけで、あとは特に難しい工程がないので、3.5時間くらいで1ターンできる計算。
最大で6本くらいまでなら一日になんとかなりそう。
ドライフルーツは好みで他にもいろいろ入れてみても面白そうです。
ナッツも、ピスタチオが入ると緑色で華やかになりそう。
今年で基本が掴めたので、いろいろ試して自分のレシピを作って行きたいです。
7/3〜7/9の食卓について
鶏胸肉の色々な低温調理をひたすら試した週でした。
火曜日:唐揚げ
実家では唐揚げと言えば塩唐揚げでした。
実家を出る時にレシピを教えて貰って、私も同じものを作っています。
塩唐揚げ
大根サラダ
レバーの低温コンフィときのこのマリネ
ごはん
大きめの一口大に切った鶏もも肉に下味をつけて冷凍しておき、食べる日の前夜から冷蔵庫にうつして解凍、夜は衣をつけて揚げるだけです。
そろそろ兵糧のストックが無くなってきたので、また色々と作らなければ。
水曜日:冷たい塩らーめん
乾麺なので保存が効き、冷蔵庫が混雑しがちな夏時期にも重宝します。
今回は思いついて冷たい塩らーめん仕立てにしました。
低温鶏のせ冷たい塩らーめん
にんじんのコンフィ
鶏胸肉を2kg買い、1枚ずつ小分けにしてANOVAで低温調理しました。
これは塩胡椒をしてから葱と生姜、胡麻油と一緒にジップロックに入れて、60℃で1時間。
しっとりして柔らかく、とても美味しかったです。
市販のサラダチキンよりもしっかり保水されている。
にんじんのコンフィは美味しかったのでリピートです。
今度は前よりもお塩しっかりめ。
塩らーめんのスープは鶏がらスープ、あごだし、昆布茶などをお湯で溶いてベースを作ってから、冷たいお水で伸ばし、ゲランドの塩で整えています。
カンタンで美味しかったのでまたやりたい。
木曜日:棒棒鶏風
この日も仕込んでおいた胸肉とにんじんのコンフィで簡単に済ませました。
味付けを変えるとまた違った雰囲気になる。
低温調理鶏胸肉の棒棒鶏風
にんじんのコンフィ
オクラ
ちりめんおろし
ごはん
この日もまとめて調理した鶏胸肉を出しています。
練り胡麻、はちみつなど適当に混ぜて辣油でピリ辛にしたゴマだれで食べました。
オクラはシンプルに塩茹でしただけ。
暑くなってキッチンに立つのが億劫になりがちなので、スピードメニューや火を使わないメニューに頼りがちです。
土曜日:七夕素麺
金曜日は豪雨の中、ライブを観に出かけました。
電車が止まっていたり、普通電車のみの運行になっていたりして移動時間はかかりましたが、無事に公演を見て帰って来たのでした。
この日は本来、両親が遊びに来てくれるはずだったのですが、豪雨の影響で中止となり、寂しい気持ちで迎えた七夕の夕食です。
七夕素麺
公魚の唐揚げ
冷凍の公魚が手に入ったので唐揚げにしました。
素麺は乗せる予定だった錦糸卵を作り忘れていたので、色合いが1色足りません。
オクラで精一杯の天の川感を演出しています。
スーパーで七夕のお菓子が売っていたので買いました。
こういうチープな和菓子特有の色彩の華やかさ、可愛いと思います。
ハーブ園で買って貰ったハーブティーと一緒に楽しみました。
日曜日:魚の日
この日はおやすみだったのですが、雨で日中はお買い物に行けなかったのと、気圧にやられていたので、夕方から買出しに連れて行ってもらって急いで仕上げました。
公魚のトマトエスカベッシュ
まぐろの低温コンフィ
オクラのシーザー風
公魚は前日に唐揚げを揚げている時に半量をエスカベッシュに仕込んでおきました。
ミニトマトを使ってトマト風味のエスカベッシュにしたかったので、マリネする野菜も赤いもので揃えました。
ANOVAでまぐろのコンフィ
特売だったお刺身用のまぐろの柵を、赤ワインと醤油でコンフィにしました。
赤ワインは少量を鍋で煮切るのは面倒なので、レンジでアルコールを飛ばしています。
ANOVA46℃30分で引きたあげたところ。
ハーブを育て始めたので、ディルを収穫しました。
使いたい時に使いたい量、すぐに手に入るので便利。
コンフィは味がしっかり入って、でも火は通りきらず柔らかくてみずみずしい仕上がり。
とても美味しかったのでまだやりたい。
ピーナッツバターチョコチャンククッキーも焼いた
お買い物に行けず、引きこもって過ごしたのであるものでクッキーも焼きました。
ピーナッツバターで焼くとサクサクホロホロのクッキーができます。お気に入り。
月曜日:お出かけ前の簡単ランチ
この日もライブでした。
家で簡単にランチを済ませてから出かけることに。
ジェノベーゼパスタ
蟹のトマトクリームパスタ
公魚のトマトエスカベッシュ
公魚は前夜の残りを食べ切り。
パスタはまとめて茹でて、市販のパスタソース2種類で和えました。
育てているバジルをトッピングしてそれらしくしていますが、ソースを作ったのはキューピーです。ありがとうキューピー。
おまけ
種から育てようと蒔いてあったラディッシュの様子です。
全部発芽するかわからないし…とちょっと景気よく蒔いたところ、みっしり発芽しました。
良き日に間引こうと思います。
まだ種はあるので、上手に育ったら定期的にラディッシュが食べられる見込み。
きちんと育ちますように…。
6/25〜7/1の食卓について
梅雨も終わりかけ、夏の訪れを感じながら台所に立った1週間でした。
冷たい麺類の登壇回数が増え、ANOVAも積極的に稼働させています。
日曜日:冷たい蕎麦
この日はゆり園に出かけました。
今年は例年より開花が早かったらしく、終わりがけだったのでメインはほぼ紫陽花。
苗を買って帰ってきたので、上手に育てて咲かせたいです。
来年は自宅の百合が咲く頃にゆり園に行けばベストなタイミングで見られるはず。
炙り〆鯖
オクラとろろ蕎麦
帰宅してから簡単にあるもので賄った食卓です。
市販の〆鯖ですが、皮目をバーナーでちょっと炙るだけで美味しくなるのでやめられない。
長芋はハンドブレンダーで粉砕すると一瞬でとろろにできるので、これもやめられない。
火曜日:ごちそうワンプレート
この日は妹が実家に帰っていたので、顔を見に行きました。
翌日の仕事の都合もあり私は日帰りになったのですが、母が実家のその日のメニューと同じパンとローストビーフを買って持たせてくれたので、離れた場所で家族と同じものを食べたのでした。
ローストビーフ
アボカドと甘海老のカルパッチョ
甘海老の頭のアヒージョ
ビゴのバタール
ローストビーフはさすが神戸牛、ほどよく脂がのって美味しかったです。
良いお肉の良い部分をたっぷり使って作り、程よい厚みにスライスされているので、これをお家でつくるのはなかなかに難しそう。
甘海老がお買い得だった
刺身用甘海老がお買い得でした。
なかなか近所のスーパーでは有頭の海老を見かけないので、見つけたらすぐに買います。
身の部分はカルパッチョにし、頭の部分はアヒージョにしました。
軽くフライパンで空炒りしてから、耐熱の容器に大蒜、オリーブ、鷹の爪と一緒にいれて、オリーブオイルをひたひたに注いでオーブンでぐつぐつするだけ。
海老の頭、私はひげのもしゃもしゃする感じがちょっと苦手なので、油がはねる目の部分と一緒に切り落として掃除したのですが、これが海老好きには不評でした。
ひげも目玉も醍醐味だと言われてしまったので、今後うまく妥協点を見つけていきたい。
生ライチ
台湾産の生のライチも売っていたので買いました。
生のライチはこの時期の短い間しか出回らないのだそう。
たまたま前日に冷凍ライチを食べる機会があったのですが、比べると圧倒的に生の方が香り高くてジューシーで美味しかった。
やはりフルーツは旬のものを食べるに限ります。
水曜日:鱧素麺
夏の風物詩、鱧が出回り始めたので狙っていたのですが、とうとう特売になったところに出くわしたので迷わず買いました。
今年初めての素麺です。
鱧素麺
冬瓜のそぼろ煮
一気に食卓が夏。
胡瓜の飾り切りを少し試したのですが、時間が無い中あわあわやったので微妙な仕上がりです。
鱧にのせた梅肉は、京都の清水で買った白干の梅を叩いたものです。はちみつの入った甘い梅も美味しいけれど、塩だけ、赤紫蘇だけで漬けたシンプルなしょっぱい梅干しがすき。
梅仕事に手を出してみたい気持もあるのですが、まだ様子をみています。
鱧の顔は怖い
これが広告の品です。
かなりお買い得だったので、もうちょっと思い切って買い足して鱧しゃぶにすればよかった、と少し後悔。
ご尊顔
鱧は大したことをしなくても美味しいので一口大に切って、湯引きしたものを素麺に乗せただけです。
骨切り、難しそうだけれど少しやってみたい気持もあります*1。
木曜日:牛バラ肉のローストビーフ
牛バラ肉の塊が安かったので、なんとなくで購入したのですが、せっかくANOVAがあるのでローストビーフにしました。
牛バラ肉のローストビーフ
アボカドのポン酢あえ
重量の0.8%の塩をすりこんで、ANOVA56℃で2時間。
余分な脂を掃除し、仕上げにフライパンで表面をしっかり焼き付けて、スライスしました。
時間の関係上、焼き付けてから30分ほどしか休ませる時間がなかったので、切りにくかったです。厚めのスライス。
もうちょっと時間に余裕のあるスケジュールを組んで、半冷凍の状態で薄く切った方が良かった。
お肉屋さんの美味しいローストビーフと比べると、赤身の部分が強くて、噛みごたえのある仕上がり。
でも、決して悪くはなかったです。
薄くスライスできていればもっと戦えた。要反省なのでした。
金曜日:ゴーヤーチャンプルー
夏になるとゴーヤーが食べたくなります。
ビタミンも豊富で栄養的にも◎
彩も良く、個人的にはワタをとってスライスした半円の形も可愛いと思う。
冬瓜のそぼろ煮
筍の中華煮
ごはん
冬瓜のそぼろ煮は翡翠色に仕上げたかったので丁寧に皮を剥きました。
しかしながら冬瓜が柔らかく、また出始めで皮の色が薄く、あまり色合いが見えないのでした。残念。
土曜日:にんじんのコンフィ
にんじんの存在感が強い一皿です。
ラザニアは話し込んでいるうちにオーブンで忘れられていたので少し焼きすぎ感があります。
ラザニア
きのこのマリネ
にんじんのコンフィとモロッコいんげんのアイオリソース
にんじんのコンフィ
ANOVAを買ったら作ってみたかったもののひとつに、にんじんのコンフィがあります。
にんじんを丸ごとコンフィにするレシピが料理通信に載っていたので興味があったのですが、にんじんが入る大きな鍋にひたひたになるくらいの結構な量の油が必要なので、躊躇して作れませんでした。
その点、ANOVAならジップロックにいれたにんじんが浸るくらいの油で良いのでハードルが下がるのでは?と思いやってみました。
小さめのにんじんだったのでジップロックMサイズに丸ごとおさまった。
グレープシードオイルとゲランドの塩すこし、というシンプルなものにしました。
油は100mlも入っていません。
せいぜい50〜70ml程度?
ANOVA83℃で8時間。
こんなに長くやる必要はないのかもしれませんが、夜寝ている間に低温調理していたので結果的に8時間になりました。
にんにくも同様にコンフィにしたので、アイオリソースに使いました。
スプーンの背でも楽に潰せる柔らかさで使い勝手が良かった。
メインのにんじんですが、蒸したり茹でたりした時よりも食感がもっちり、と言うかねっとり、というか…
味が濃くて美味しく仕上がったのでお勧めです。
日曜日:鰻丼
定期的に鰻を頂くので、貰ったらすぐにタレを洗い流し、任意の大きさに切って冷凍しておきます。
食べる時は前日から冷蔵庫にうつしてゆるやかに解凍してから、日本酒を振りかけ、フライパンで温め直して、最後にタレを塗りながらバーナーで焦げ目をつけるとそれっぽくなります。
鰻丼
筍の中華煮
アボカドの薬味ポン酢漬け
鶏レバーの低温コンフィ
鶏レバーのコンフィは美味しかったのでまたやりたい。ただ、プリン体が怖いので頻繁にはできません…。
なぜ美味しいものは痛風の危険性を孕んでいるのか。
おまけ
ゆり園の翌週、ハーブ園に行ってきました。
ゆり園では陶芸体験、ハーブ園ではラベンダースティック作りをしてとても充実していました。
ものづくりは楽しい。
貫禄のあるどんぶり。
焼き上がり次第送ってもらえるとのこと。
8月〜9月頃の予定らしいので楽しみです。
ラベンダースティック。
思っていた以上にしっかり香りがするので、時々取り出して魔法のステッキごっこをすると部屋が良い香りになる。
普段はハンカチをしまう引き出しに入れてあります。
ハーブ園のレストランのお料理が綺麗で美味しくてテンションが上がりました。
これは鴨肉です。
信号機のような3色のソースが可愛い。
前菜はビュッフェ形式でした。
季節が変わって、お花やお料理が変わる頃にまた行きたい。
お気に入りのハーブ、ラムズイヤー。
触るとふわふわで癒されるのでした。
いつか苗を見つけたら育てたい。
*1:道具から揃えなければならないので大変
6/20〜6/24の食卓について
地震の騒動が明けて、反動で作ってみたかったものを色々試しています。
また、ANOVAをとうとう導入したので活用し始めた週でした。
水曜日:中華の日
この日は前から試してみたかったレシピで春巻きを揚げました。
定番の春雨でなく、キャベツの千切りを入れるレシピなのですが、めちゃくちゃ美味しかったのでまた作りたい。
春巻き
青菜の香り炒め
蜂蜜黒胡椒焼豚
焼豚を仕込んだ
参考にした本のレシピにのっとって、焼き目をつけてから下茹でした豚肩ロースを醤油ダレに漬け込んで、蜂蜜を塗って焼きました。
黒胡椒を効かせるのがポイントだとのこと。
醤油ダレは基本の大蒜、生姜、葱に加えて八角と肉桂と花椒を足したのですが、紹興酒の香りと相まって、脳にダイレクトに働きかけてくる香りに仕上がりました。
蜂蜜を塗る前提なので醤油と酒だけ。
食べる時にかける用のタレは、砂糖と味醂を足して煮詰めました。
今回の仕上がりは私のベストよりしょっぱかったので、これをベースに調整していきたいです。
焼芋クッキーも焼いた
シルクスイートをオーブンに入れ、低温で長時間かけて焼き芋にしました。
めちゃくちゃ美味しかったけど、芋が小さくて食べにくかったので焼芋クッキーにしました。
素朴な味で美味しかったです。
シリカゲルをいれた瓶にクッキーを焼いて詰めておいて、食べたくなったら勝手に出して食べるスタイルです。
見た目も可愛いし、おやつとして手頃で良い。
木曜日:冷やし中華
2018年も冷やし中華、始めました。
前日の焼豚の残りを乗せました。
半分はバーナーで炙って炙り焼豚に。
私は炙った方が好きでした。こんがりおいしい。
とうとう我が家にもANOVAがやってきた…! pic.twitter.com/j0OoCqNY2o
— なな (@sette89) 2018年6月21日
この日、買って貰ったANOVAが届いたのでうきうきで翌日から稼働させました。
欲しいと思い始めてから手に入れるまで数年越し。
金曜日:焼豚丼
つい最近、焼豚を食べたところなのにまた焼豚か!という感じですが、我が家は焼豚好きしかいないので問題ないのでした。
豚バラ焼豚丼
海老雲呑スープ
レバーのバルサミコ炒めときのこのマリネ
オクラの胡麻和え
ANOVAで豚バラ焼豚を仕込んだ
ANOVAについてはまた時間がある時に詳しく書こうと思いますが、簡単に言うとお湯を一定温度に保ってくれる調理用のヒーター。
素材を所定の温度に一定時間置くことで得られる成分や組織の変成を簡単に得られる、魔法の道具です。
すぐに使いたかったので、何にしようか悩んだ結果、肩ロースで仕込んだ焼豚の醤油ダレを使いまわして豚バラ焼豚を仕込むことにしたのでした。
近所のスーパーに焼豚にできるような大きな豚バラの塊が売っていなかったので、角煮用の塊肉を無理矢理力技で成形する事態に。
みちみちに縛られる豚バラの図。
タレにつけてANOVAで63℃で10時間。
いきなりですが、蜂蜜を塗ってロースターで焼いたところです。
こんがり!
小さな塊なのでスライスするのは至難の業でしたが、何とかそれっぽくできました。
これをバーナーで炙ってごはんに乗せて完成です。
やはり肩ロースよりバラの焼豚の方がガツンと強い。
2人で食べるのなら、角煮用のブロックを成形して作るくらいで量的には丁度良いのかもしれません。
頻繁に焼豚を作っていたわけでもなく、また先日の焼豚とは肉の部位が違うので比較ができないのですが、脂身はとろとろ、肉の部分はパサつかずしっとり、が共生できた美味しい焼豚でした。
土曜日:葱玉牛丼
休みの日に仕込んだものを盛り付けただけの晩御飯です。
葱がたくさん食べたかったので葱玉トッピング。
温泉卵はANOVA67℃30分で。
葱玉牛丼
蛸の桜煮
キムチ
湯葉入りちりめん山椒
ANOVAで蛸を煮た
蛸です。
スーパーで普通に売っている茹蛸を、出汁と醤油、味醂と酒を煮切った煮汁と一緒にパッキングして、ANOVA80℃5時間。
できあがり。
鍋で煮る時と違って煮汁が煮詰まらないので少し濃いめに作ったのですが、味がしっかり入るので次回はもう少し出汁強めの薄味にします。
食感は蛸のぷりぷりとした歯ごたえは残しつつ、噛み切り安い柔らかさ。
鍋で作ると蛸の表面がほろほろになって見た目が悪くなりがちなのですが、ANOVAだと特別な下処理なく綺麗に仕上がるのでそこもよかった。
日曜日:焼きそば
この日はホットプレートで焼きそばにしました。
このあと目玉焼きも乗せたのですが、例によって作りながら食べるタイプの食事の時は写真があまり残っておらず、目玉焼きの存在はなかったことにされたのでした。
具は、キャベツ、人参、甘長唐辛子、豚バラ肉です。
ソース味の焼きそばは彩が寂しくなりがちなので、甘長唐辛子を多めに入れたのですが、最後に葱をトッピングした結果、青々しい仕上がりとなりました。
深夜食堂を見て以来、うちでは焼きそばと目玉焼き、青のりはセットです。
おまけ
ゆり園に行って、ゆりの苗を買ってきました。
開花は来年の初夏なので1年間大切に育てなければなりません。
6/12〜6/17の食卓について
この週は週頭がクライマックスです。
個人的に中華料理ブームが静かに訪れていて、レシピ蒐集がはかどる毎日です。
火曜日:中華の日
この日は休みだったのでしっかり料理しました。
紹興酒の小さい瓶を使い切ったので大きい瓶に移行したのですが、注ぎ口が言うことを聞かず、まだ仲良くなれていません。
香醋の瓶についても同じことが言えるので、なにげなく使っている調味料ボトルにも技術の差が生じるのだな…と小さな実感を得ました。
あまりにも仲良くなれないようであれば、別ボトルにうつしかえるのも良いかもしれない。
海老蒸し餃子
麻婆豆腐
蜊の香蒸し
蜊が安かった
新しく買った中華せいろの試運転に海老蒸し餃子を作りたくて、海老を買いに行ったところ蜊も安かったので買ってきてしまった。
超目玉!!!
世で言われている50℃の砂抜き、時間がないときは便利だけれど、小さい蜊の場合は長時間かけてしっかり、の古来の方法が一番砂残りが少ない気がするので、時間があるときはしっかり砂抜きするようにしています。
ハマグリとか、大きめの蜊の場合は50℃抜きで全然問題なく抜けるので、調理時間や貝の種類で使い分けています。
鶏ガラスープで蜊の殻が開くまで煮立てて、その出汁で茶碗蒸しをつくったものが蜊の香蒸しです。
これがめちゃくちゃおいしくて、脳髄にガツンとくるようなうまみの爆弾だったので、また絶対に作りたいです。
余った蜊を冷凍してあるので、ここぞの時にやっていきたい。
海老蒸し餃子については海老を処理しなければならないわ、皮をこねなければならないわで写真を撮る余裕がなかったので何も記録に残っていません。
料理通信に載っていたレシピを参考にしたのですが、皮の配合が扱いにくかったので目分量で粉を足したり水を足したりした結果、二度と作れない配合で仕上がりました。あるある。
皮の配合については次回までに良いレシピを探したいです。
餡はおいしかったし、皮で四苦八苦したものの何とか仕上がって味も満足でした。
麻婆豆腐はなかなかこれだ!という味が決まらなくて、自分でいろいろ試していたのですが、今回ようやくおいしい麻婆豆腐のレシピ完成が見えてきました。
牛挽肉と絹ごし豆腐、葱油がポイント。
レシピ完成したらまたまとめようと思います。
山椒仕事2018
実山椒の季節になったので、山椒仕事をしました。
ひたすらに山椒の実をむしる作業の様子です。
時間がかかるので、余裕のある日に行いましょう。
山椒のさわやかな香りがするので、作業中はなかなかに気分が良いです。
疲労をごまかすために、映画を観たり、音楽を聴きながら片手間にやるのがおすすめ。
あく抜きをして、小さじ1ずつくらいにラップで小分けして冷凍します。
こうしておくと、使いたいときにすぐ使えます。
まずは湯葉入りのちりめん山椒を作りました。
京都でいつか湯葉入りで薄味のちりめん山椒を食べたことがあり、おいしかったので倣った次第です。
ちりめん山椒を作るときはちりめんの塩分を考慮して味付けするとよいです。
水曜日:鯛尽くし
鯛の切り身を安く手に入れたので、この日は鯛尽くしにしました。
鯛の塩焼き
鯛めし
夏野菜の出汁びたし
若芽の味噌汁
湯葉入山椒
鯛は焼く10分~15分前に塩をして、水分とくさみを出してからふき取ります。
焼く前にも塩をして、パサつかないように余熱をうまく利用しながら焼くのがコツ。
鯛めしは一度焼いた鯛を炊き込んでいます。
骨が多いので、炊けたらそっと取り出してから身をほぐし、混ぜ込んでいます。
三陸産のボイルわかめを衝動買いしてしまったので、シンプルに赤だしの味噌汁にしました。わかめはおいしい。
木曜日:スペアリブ
作り置きとすぐに仕上がるもので簡単に。
下ごしらえをしておくと平日でも割と華やかな食卓にできるので、休みの日に自分がどれだけやれるかにかかっている。
この日はめちゃくちゃやれていた数日前の自分の恩恵を受けて、感謝しながら食卓についたのでした。
スペアリブ
ポテトサラダ
夏野菜のマリネ
ガーリックトースト
南瓜のポタージュ
スペアリブは下茹でをしてから味付けをして冷凍しておいたものを、前夜から冷蔵庫にうつして解凍しました。
帰ってきてからの作業は余熱したオーブンで焼くだけです。簡単。
ポテトサラダはオリーブとウインナーをいれました。
夏野菜のマリネは大蒜と一緒に揚げ焼きにした野菜を酢醤油につけるだけ。
さっぱりおいしいけれど、漬けすぎると味が濃くなるので注意。
南瓜のポタージュは失敗したかぼちゃの塩煮のマッシュを転用しました。
人参、玉ねぎ、牛乳で緩和したけれどまだしょっぱかったのでなかなか消費が難しい…。まだ冷凍庫に眠っています。
金曜日:鰻たま丼
鰻をいただいたので、鰻丼にしました。
実山椒を使うことができて満足。
うな玉丼
若芽と三葉のお吸い物
若芽と雑魚の薬味のせ
たまごを柔らかめのスクランブルエッグにして、ごはんに敷きました。
少したまごをケチってしまったので、次はもっと気前よく行きたい。
ひとり1尾ずついただいたので、ごはん、鰻、ごはん、鰻と二段にしています。贅沢。
ボイルわかめは消費期限が迫っていたので、薬味をたっぷりのせてポン酢をかけたものと、お吸い物で食べきりました。
土曜日:鶏もも肉の味噌麹焼
鶏もも肉をまとめ買いしたときに漬け込んで冷凍していたものを解凍して焼きました。
時間のある時に兵糧を蓄えておくと仕事の日の自分が救われます。
鶏もも肉の味噌麹焼
夏野菜のマリネ
ポテトサラダ
南瓜の冷たいポタージュ
きんぴらごぼうはこの日作りましたが、それ以外は作り置きを転用しました。
日曜日:スターバックス
この日はスターバックスでフラペチーノとシナモンロールをいただきました。
家で晩御飯を食べるつもりだったのですが、思ったよりもおなか一杯になってしまったので、帰宅後も適当に済ませて、実質これが晩御飯でした。
ほうじ茶のフラペチーノ、最近飲んだ中でいちばん好きかもしれない。
おまけ
まな板を新調し、ゼスターグレーターを手に入れました🙆 pic.twitter.com/rLBxiTOvm2
— なな (@sette89) 2018年6月13日
木のまな板が使ってみたくて安い桐のまな板を買ってみたところ、切り心地は良かったのですが手入れが大変だったので、調べて合成ゴムのまな板にしました。
アサヒ、クッキンカット。
ゼスターグレーターも買ったのでこれでまた料理が楽しくなってしまう。